支援実績 たつやのにんじん

農家・オブザイヤー 2年連続最高金賞受賞

全国1000軒以上のカリスマ農家の中から、最も多くの消費者に感動を与えた農家さんを表彰する「農家・オブザイヤー」で
熊本の「たつやのにんじん」が2年連続で表彰されました。多くのお客様に支持された結果です!

まゆみ農園 人参畑

にんじん独特のにおいが少なく、甘みとジューシーさが特徴で、
にんじん嫌いの子どもたちをも魅了!

他の人参と何が違う?成功のカギは・・・轟方式農業技術!

土壌づくり
土壌診断を毎年行い、診断結果に基づき施肥設計し、土壌改良とバランスを肥料等で調整します。土壌を休ませたり、緑肥を入れたり、米作りをすることで連作障害を克服してます。
深耕の導入で、土の深さは通常の2倍。通気性も良く微生物環境が整い、収穫残渣が分解され、
水捌けが良くなり、割れや二股が少なくなりました。
現在は品質向上が図れて病気の発生がほとんどありません。安定した収穫量を確保できるようになりました。
栽培暦による播種
播種日、施肥日は作型に合わせた栽培暦を確認して行います。
栽培暦に添って轟資材を使用すると、生育が整い、良品で多収になりました。
「轟資材」は安全な有機資材が原料の特殊肥料なので安心です。
土のメタボを防ぐため、肥料をやりすぎないよう、栽培暦に添って轟資材を使用すると、
生育が整い、良品で多収になりました。
出荷・流通設備
冬人参・春人参の年2回の作付を行い年間を通して出荷できる体制にしました。
収穫時期のピークと注文時期がずれます。そこで、2か月間保管しても品質が保てる設備と出荷作業用の機械を整えました。
通常の市場販売は相場に左右されるので収入が不安定ですが、真弓農園では個袋包装に加工し直接代理店に届ける販売方法で全出荷量の7割を確保し、変動相場価格に影響されない、安定した価格で最後まで販売できています。
価格が安定することは、ある程度収入が予測できるので、栽培や設備投資が明確になります。
袋詰めや冷蔵まで自社で行い、品質を維持して長期に届けるシステムと小売規格に加工して付加価値を高め、定価販売を実現することが、収益をアップさせる重要なポイントです。
轟方式の出荷システムは少人数・省力化・時間短縮・出荷調整で安定供給して生産性向上や 注文数に合わせた出荷体制で、顧客の信頼性を高め、豊かな農業の達成が望めます。
農業ビジネスとして確立
供給側も、組織化の時代です。
真弓農園では、農業はビジネスと捉え、早くから人を雇い機械化を行ったことが、
業績アップにつながったといえます。
人を雇うと規模が大きくなりますが、もうアナログ(経験と勘)では不十分な時代になり、
デジタル(機械化と数値化による管理)を加え業務改善し、
生産量や収入を一元管理すると、問題点の改善が見えて、収益アップにつながるようです。
ブランディング
オイシックスで販売するにあたり、作物に固有名詞をつけることでブランド化しました。
ネーミングは生産者の山品達也君の名からつけ、【顔の見える生産者】としてお客様に親しみをもってもらおうとしたところ人気が出てきました。
ジュース・スムージー用も、美味しい「たつやのにんじん」でさらに売上上昇。
追い風は、2~3歳のお子様がおやつとして食べるというお客様の声が多数寄せられたことです。 安心安全も意識した栽培が功を奏しました。

轟のスタッフが生産者の規模に合わせたコーディネートをしています

数値でわかる変化

轟方式農業技術を取り入れたことで、良品が増え、流通先も多くなったので年々経営面積が増えていきました。

経営面積の推移

現在は、大小15カ所に直接販売をしています。質と量の両立が収益アップにつながっています。
直接販売 7割  市場販売 2割  加工販売 1割

販売量と販売金額の比較

まゆみ農園さんの今後の目標

今後のにんじん栽培・経営については?
秀品率を高め安定させるために土壌を改良し整備して、技術向上を図り、現在の生産量50%アップを目標に処理能力を高め、さらに消費者に喜んでもらえるにんじん作りを目指します。
それと同時に安定した売り先も確保したいです。
流通・販売先等の意向と課題は?
まだ生産量が全ての注文を満たしていないので、需要の動向を見極め、需要を満たして供給する設備の充実と人参作付けを拡大することです。おいしい人参を作って、お客様に喜んで買って頂くために、真弓一保の「いつもおいしい人参を作る取り組み」と森田さんの「高品質ニンジンをそのまま食卓へ届ける仕組み」を組み合わせた農業生産供給技術の進化が大切です。
後継者は?
息子が農業始めて半年(笑)。これからの農業ビジネスは、経営学や経理を勉強した上でやらないと続けることは難しい。
家族経営の農業は、伝え方が難しいんです。親の方が経験も長いから、子どもは親の言いなりにならざるをえない。だから、親は、最初にある程度教えたら、後は子どものやることに口出さないで見守る方が時代に合っていいみたい。