植物の生理を予察して最適なタイミングを示す暦

植物の生理周期は約15日間で、植物にはその15日間に生長・肥大・熟成・停滞といった4つの吸肥パターンに分けられます。
植物を安定生育させるには停滞を除いた生長期、肥大期、熟成期に適した成分バランスの肥料を与える事がベストのようです。
轟の栽培暦は植物の生理周期から吸肥の適日を調べて、みなさんが普段お使いの太陽暦の暦に資材の使用適日を示したもので、
誰でも安全でおいしい作物がたくさん収穫が見込める栽培管理技術なのです。
但し、この暦は轟独自のものです。
弊社の資材を購入された方には、購入資材に合わせて「植物の生理を予察する暦(4ヶ月用 A3版)」(生育安定用)
または「植物の生理を予察する暦(4ヶ月用 A3版)」(生育補助用) をお付けいたしますので、
暦に沿って当社資材をご使用してみてください。 計画的な栽培管理は、きっとお役に立ちます。
植物の生育と虫・カビの動きの関係性
虫と植物が共存関係にある事は良く知られていて、虫は花が咲く時に集まってきて、蜜を吸い受粉を助け、交尾して植物に卵を産み、
卵から孵化した幼虫は新鮮で柔らかな若芽を食べます。虫は孵化した幼虫が若芽を食べられるように新月と満月の前に卵を産み、
当日に孵化するので若芽が出る時期と一致しています。
ようするに、虫は植物の生育周期を先天的に知って、繁殖に植物の生育リズムを利用しています。
カビも同じ理屈で開花時の蜜や花粉に発生し広がります。
若芽が大きく生長してから、虫やカビの被害に気付いたという経験は皆さんにもあると思います。この点に注意して畑をよく観察すると、
ほぼ決まった時期にこの通りの事が繰り返されているのがわかります。一度観察してみて下さい。
轟の栽培暦で、効率よく最適な轟資材を使用すると植物が元気になり、植物自身が守り、良品の多収につながります!

植物の生育に合わせた肥料設計
植物の肥料吸収の周期は、「若芽が出る3日間」(萌芽伸長期)、「伸長と肥大が盛んな6日間」(生長充実期)、
「肥大・開花・熟果する4日間」(肥大期)、「肥料を吸収しない2日間」(停滞期)の大きく4つに分けて考えます。
実は植物はこの生長パターンで吸収する肥料成分と量が毎日違っているのです。
「停滞期」には肥料を与えないようにし、「萌芽伸長期」には若芽の為の肥料成分を、「生長充実期」には伸長と開花に必要な成分を、
「肥大期」には肥大に必要な成分を配合して必要な量を与えると、植物はストレス無く健全に育成するようです。
轟資材には、「萌芽伸長期」「生長充実期」「肥大期」にそれぞれ合わせた生育補助の肥料をご用意しております。